片手でバレリーナをリフトした男性ダンサー
バレリーナを男性が片手を高く伸ばしリフトするのは「ドン・キホーテ」の第一幕にみられ、華やいだ見せ場のひとつです。
これはいつ頃に行なわれるようになったかというと、歴史はこう記している。1858年のこと、パリ・オペラ座でリュシアン・プティパが振付、彼がアマリア・フェラリスと共演して大成功を収めた「サクンタラ」でのことだと記録されています。
この作品には振付面において、目も眩むような旋回、空へ向かっての飛躍、ポアントでの離れ業など、いろいろ創意がなされたといわれるが、そうした中で第一幕のパ・ド・ドゥでプティパがフェラリスを少なくとも4回片腕でリフトしたことは大変な人気を呼んだと記録されています。
総じて衰退期に入っていたバレエではあったが、このアクロバティックな息詰まる離れ業に興奮した観客はアンコールを求め、プラボーと叫びつづけ、二人は、バレエを中断してこのパを繰り返したそうです。
ここに掲載するカルカチュアーは二人の妙技を描いたもので、その後しばらくこのパは呼び物となったようです。
おそらく「ドン・キホーテ」を振付るにあたり、マリウス・プティパは実兄であるリュシアンのアイディアに触発され、バジルが二度キトリをリフトするこのパを取り入れ第1幕の山場を作り上げたものと思われる。
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