バレエの膝を伸ばすとは? ~バレエを踊る身体の使い方・シリーズ ② ~

バレエを踊る身体の使い方・シリーズ ② 膝を伸ばす

バレエを踊る身体の使い方・はじめに!

  1. 足指を伸ばす
  2. 膝を伸ばす
  3. 股関節外側へ
  4. 背中の使い方
  5. 肩関節の使い方
  6. 指先の伸ばし方

バレエを踊るときの身体の使い方で足指を伸ばすポイントをバレエボディトレーナー・IMURAがお伝えします。


バレエを踊る時の膝を伸ばす身体の使い方

バレエを踊る時に、膝を伸ばしなさい!とよく言われます。膝を伸ばす身体の使い方には個人差があります。膝の関節の形・筋肉の気質・生まれ持っている身体によって違ってきます。

個人差があるので、自分自身では先生が教えて下さったように伸ばしているつもりなのに。。。もっと伸ばしなさい。ストレッチしっかりしてる?などなど。上手くいかないと感じる方もいると思います。

膝関節は、簡単な解剖学のイメージですと、太ももの骨とふくらはぎの骨の2本間にクッション(半月板)がある関節になっています。

この関節の仕組みは皆さん同じなのですが、骨の大きさや半月板の大きさが違います。その周りの靭帯の強さ・柔らかさ、筋肉の強さ・伸び縮み・柔らかさ、人それぞれ違いがあります。その身体の違いはレッスンの時に教えてもらうことは少ないようです。

そんな身体の違いを含めながら、膝を伸ばす身体の使い方をお伝えしていきます。


バレエを踊る時に膝が伸びない理由

  • 15歳16歳ぐらいまでの膝が伸びない理由
  • 正しい膝の伸ばし方( バレエの基本 )
  • 大人の膝は徐々に壊れていくのでケアが大事
  • バレエを踊る時に膝を伸ばさないといけない理由

15歳16歳ぐらいまでの膝が伸びない理由

子供の身体は20歳ごろまで成長していきます。膝の場合だと骨・靭帯・軟骨が育っていきます。太ももの骨・ふくらはぎの骨は身長が伸びていき時に長くなっていきます。

多くの日本人の子供の膝は、膝関節になる太ももとふくらはぎの骨が早めに大きくなります。8歳~13歳ぐらいのバレリーナさんに多く見られるバランスは、脚全体のバランス・太さを見てみると膝のお皿の周りの関節だけが大きく見える脚が多い。

これは、2足歩行で立って歩くためには、膝の関節が先に大きく発達していないと体重を乗せて歩くことができないからだと言われています。

この状態の膝関節は、骨・軟骨が大きくなり膝の噛み合わせ・太ももとふくらはぎの骨の間が狭くなっている状態です。バレエボディトレーナーとして身体を応援させていただいている経験から感じています。

そのために、膝が伸びにくくなっています。

膝関節は、少し曲がったバランスが1番安全で動きやすいようになっています。伸びきる状態は弱く危険な状態になります。ですから、膝が伸びすぎている(生まれつき)膝関節は良くないとバレエの世界でも言われています。反った膝関節にあこがれるバレリーナさんが多いようですが、子供のころから反って伸びすぎている膝はケガなどの心配が多くなります。

16歳17歳ぐらいで、身体の成長・身長・脚の長さも大人の身体として作られます。その大人になった身体の状態・脚の状態になれば、先に大きくなっていた膝関節に、太ももとふくらはぎの骨の長さとバランスが追いつきますので、膝の噛み合わせがそろって膝が伸びるようになります。

16歳17歳以降も、膝が伸びないと悩んでいるバレリーナさんは、バレエを踊る時のバレエの基本、間違った膝の伸ばす使い方をしていると思ってください。または、それまでに無理な力を入れて太ももの筋肉を育ててしまったかもしれません。大人からバレエを始めた方も膝を伸ばす正しい方法をゆっくりレッスンして欲しいと思います。

正しい膝の伸ばし方( バレエの基本 )

多くの日本人のバレリーナさんは、16歳17歳ごろの大人に成長した身体になったときに、さらに美しく膝を伸ばしてバレエを踊るために、10歳ごろからバレエの基本・正しい膝の伸ばし方を学び・準備していく必要があります。

小さいころから膝が反って伸びすぎている膝の関節を持っているバレリーナさんの場合は、膝の悩みは少ないと思いますが、同じようにバレエの基本を学びゆっくりと大人になるまで準備していかなければ、反った膝・伸びすぎるひざは、注意しないと太ももの筋肉で伸びすぎている膝を守ろうと知るので、太ももの筋肉が発達して太くなることがあります。膝よりも太ももなどが太くなって悩んでいるバレリーナさんは、1度ご相談ください。

バレエを美しく踊るための膝を伸ばす方法

多くの日本人バレリーナさん・16歳17歳ごろまでは膝が伸びなくても悩みすぎないでください。だけど正しい身体の使い方・バレエの基本には興味をもってレッスンでもゆっくり身体に覚えさせてほしいと思います。

まず、16歳17歳ごろのレッスンの時に無理に膝を伸ばそうと力を入れて踊ることは間違った力の入れ方を覚えてしまいますのでイメージを変えましょう。

膝が伸びるためには、関節の噛み合わせが全てです。

太ももとふくらはぎの骨のバランス・噛み合わせです。この太ももとふくらはぎのバランスがバレエを踊るポジション・イメージは、外へ開く(アンディオール)になります。

膝が伸びない? ほとんどの理由は太ももの骨の方向イメージの間違いです。

ふくらはぎの方向は、バレエを踊るとき、足先から開いて足裏を床につけて立ちます。そのためにふくらはぎの骨の方向は、外へ開いた状態になります。

足先を開き、床へ足裏を付けて体重を乗せて立っている限り、ふくらはぎの方向は外側へ開いた状態です。足裏のバレエの基本を学びレッスンしていれば外側へ開いています。

問題は、太ももの方向イメージです。足先・ふくらはぎは、外側へ開いているのですが、足先を開いて足裏に体重を乗せて立っただけでは、太ももの骨は前を向いているイメージです。

この足先・ふくらはぎと、太ももの方向の違いが、膝の噛み合わせを悪くしている。

だから、膝が伸びない!

噛み合わせ・方向のイメージの違いがそうさせています。この状態ではいくら力を入れても膝は伸びません。伸びたように見えていても踊りだすとすぐに曲がっている状態の膝になります・見えます。

膝を伸ばすためには、太ももの骨を外側へ開く(アンディオール)する。バレエの基本を学びゆっくりレッスンしていくことです。

股関節から開きなさい! 太ももの内側の筋肉を使って開きなさい! などなど。。。 日本語っぽい言葉に変換されてレッスンでも使われています。イメージがわかない。。よくわからないですね”(-“”-)”

太ももの骨は、膝の上の~股関節の下の1本の骨です。そのために股関節から開いてという言葉になるんだと思います。内ももの筋肉を使うは真逆の使い方内転筋になりますので太ももを内側へ閉じる力の入れ方になります。

太ももの骨を外側へ開くイメージなので、太ももの筋肉を使うんだとイメージするのは普通のことです。

ですが、太ももの骨を外側へ開くと言っても、バレエの太もものアンディオールは力を込めて開く・動かすのではありません。足先の方向と膝を伸ばすため・美しい脚を創るため生み出すための身体の使い方・力の入れ方です。それがバレエの基本として作ってくれて伝わっています。

そのバレエの基本・身体の使い方では、太ももの骨を外側へ開くために使う筋肉は!

お尻を使ってアンディオール・ターンアウトする。

このお尻の筋肉を使って( 足先・ふくらはぎの外側に開いているバランスに合わせる使い方・力の入れ方を使って )膝の噛み合わせをそろえて美しく伸ばす!

これが、バレエを踊る時の膝の伸ばし方です。

16歳17歳ごろまで、膝の関節が先に大きくなっている脚をもっているバレリーナさんは、太ももの骨を外側へ開くお尻の使い方を学びゆっくり身体が成長するまでレッスンして準備してください。大人になったときに準備してきたことが全てそれって踊れるようになります。膝以外のバレエの基本もゆっくり大人の身体になるまで学び楽しんでレッスンしてください。

大人になってしまったバレリーナさんは、膝の悩み・身体の悩みがある場合は、まず今の身体を落ち着かせる必要があります。身体を変えてバレエを踊れる身体にする方法を知ってほしいと思いますいつでも応援させていただきます。お問い合わせください。

大人から始めたバレリーナさんは、最近大人から始めた方が膝を壊してレッスンできなくなっているお話をたくさん聞きます。次の大人の膝は徐々に壊れていくのでケアが大事を読んでいただきたいと思います。


大人の膝は徐々に壊れていくのでケアが大事

人間の身体・関節は、年を重ねることで少しずつ壊れていきます。その中でも膝関節は1番だと医学的に言われています。ひざの痛みで悩んでいる方はたくさんいます。

なぜ?膝関節は壊れやすいのでしょう?

膝関節は、ふくらはぎと太ももの骨と、その間にクッション(半月板)からできている関節です。この半月板はとても大切な役割をしています。歩いたり走ったりしているときの衝撃を上手に逃がして動くことができるように守ってくれています。

骨は骨折しても元に戻ります。筋肉も再生されます。ですが半月板は再生されません。大人になるまでは成長して作られいきますが、その後は身体の負担を守ってくれるのですが、傷めたり・傷ついたり・すり減ったりしても再生されません。

そのために、徐々に傷んだりすり減って、膝関節を守ることができなくなり痛みが出ます。その痛みを今度は軟骨や骨で守ろうとするので、骨の変形が起こり始めます。そうなり始めると、膝を伸ばすことはできなくなっていきます。

大人からバレエを始めた方は、今の膝の状態を知ることが大切です。

半月板が傷んでいたりすり減っている場合や、軟骨・骨の変形などが始まっている場合は、バレエを踊る時に膝を伸ばすことよりも、足裏の使い方や、太ももを外側にするお尻の使い方を正しく学んでほしいと思います。

間違った使い方、太ももで頑張っている、そのままレッスンをしないでほしいと思います。間違ったり無理をしていると、普段の生活でも膝は少しずつ壊れていきます。大好きなバレエを踊ることで、その膝が壊れる期間が早くなってしまいます。

長く踊り続けるためには、正しい身体の使い方を学び、あせらないでじっくりと楽しんでレッスンして欲しいと思います。ご相談・お問い合わせは、ご遠慮なくしてください。


バレエを踊る時に膝を伸ばさないといけない理由

バレエを踊る時に? なぜ? 膝を伸ばさないといけないのだろう?

美しい脚を創るためなのはわかります。それ以外に理由があるのは知っているでしょうか?

その理由は、膝を伸ばすことが大事なんではないんです!

バレエを踊るための大切な身体の使い方は、アンディオールをベストの状態で踊る・踊れる身体を作り上げることがバレエの身体の使い方・基本になります。

その身体を作り上げていくことで、舞台の上でバレエダンサーとして感性・個性を表現して踊ることができると考えられています。その踊りが人の目を引き付け・感動させると考えられて創られているのが歴史のあるクラシックバレエです。

アンディオール・ターンアウトで踊るためには、膝をのばす・膝の噛み合わせをそろえるための身体の使い方をしなければできません。

膝を伸ばす以外にも、バレエの基本・身体の使い方も知っていなければアンディオール・ターンアウトで踊ることはできません。

まずは、このページを読んでいただいた方は、膝を伸ばす身体の使い方をゆっくりコントロールできるように楽しくレッスンしてください。

応援しております!


このブログは、バレエボディトレーナー・IMURAが、バレエの身体の正しい使い方を解説しています。

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