バレエの肩関節の使い方 ~ バレエを踊る身体の使い方・シリーズ ⑤ ~

バレエを踊る身体の使い方・シリーズ ⑤肩関節の使い方

バレエを踊る身体の使い方・はじめに!

  1. 足指を伸ばす
  2. 膝を伸ばす
  3. 股関節外側へ
  4. 背中の使い方
  5. 肩関節の使い方
  6. 指先の伸ばし方

バレエを踊るときの身体の使い方で足指を伸ばすポイントをバレエボディトレーナー・IMURAがお伝えします。


バレエを踊る時の肩関節?

肩関節は、腕を動かして踊る時に動く関節です。普通の踊る身体の使い方でしたら肩関節の動きの話をするでしょう。

ですが、ここでは14歳~の踊り・大人のバレエダンサーとしての踊りを踊るための肩関節の役割についてお伝えしていきます。

(14歳までのバレリーナさん・大人から初めて3年までのバレリーナさんは、知っておくことは大切ですが、レッスンではあせらずに(^^))

バレエの基本の基本では、軸のてっぺんは頭の上と教わりレッスンしていきます。これは子供の頃だと14歳までの間に、骨・関節・靭帯を刺激して育てるためのバレエの基本です。

美しい身体に成長させるためには、床に対して真っすぐ体重をかけて少しずつ刺激・負担をかけていくことが大切です。そのために、足裏~頭の上というイメージのバレエの基本を教えてレッスンしていきます。

ゆっくりと両足の真ん中を大切に、プリエ・ルルベに時間をかけてバレエを通して、身体を成長させていきます。

14歳~は、身体が成長してきているので、少しずつバレエダンサーとして踊るための関節・靭帯・筋肉を作っていきます。

この時からは、軸のてっぺんが、右軸=右肩、左軸=左肩、へと変わっていきます。

なぜ?頭の上から左右の肩関節に変わるの?

バレエダンサーとして舞台で踊るためには、左右の軸の移動が増えていくからです。

14歳までの間は、左右の軸の移動は少なくして身体を育てます。14歳以降からのバレエのレッスンは、左右の軸の移動をいろいろなパターンで増やして、バレエダンサーとして舞台で踊ることができる身体を育ててきます。

左右の軸の移動が大きく早くなればなるほど、身体への負担が大きくなります。子供の身体・成長期に無理にコンクールでのバリエーションを踊るための練習をすることは間違っています。

バリエーションは、バレエの世界ではトップのバレエダンサーが踊るものだと決まっているはずです!

左右の軸の移動が最も激しい踊りがバリエーションです。骨・関節・靭帯・筋肉を正しく育てることができていない身体で踊ると、必ず間違った身体の使い方で踊ることになります。

その間違った身体の使い方では、将来プロのバレエダンサーとして舞台で踊ることはできません。

身体も美しく成長しません。身長なども伸びきりません。股関節なども閉じる方向の筋肉が育ち脚が太きなります。

日本人のバレリーナさんの多くが間違ったパターンでレッスンをし続けて大人になっていきます。とても残念です。正しく身体を1番に考えたレッスンを中心に育てていくことができれば、もっとプロとしてバレエを踊り続けることができるバレリーナさんが増えていくと思っています。

バレエ教室、バレエ教師、コンクール、主催者様、日本のバレエ界の将来を考えて環境を整えていただきたいと願っております。バレリーナがバレエダンサーへと育つ仕組みに、バレエ関係者すべてで変えていきましょう!

身体を育てるときの軸と、踊りを育てていくときの軸は、違うことを知ってほしいと思います。


バレエの踊りを育てるための左右の軸

ここまで読んでいいただいた方は、身体を育てるときの軸と踊りを育てるための軸の違いがバレエの基本の中ではあるということを知っていただいたと思います。

ここからは、左右の軸・肩関節の使い方についてお話ししていきます。

バレエを踊るための肩関節の使い方

肩関節の使い方というと難しいと思うと思いますが、バレエを踊るための肩関節の使い方は、難しく考えないでほしいと思います。

右の軸=右肩、左軸=左肩

このイメージをもっていないバレリーナさんがとても多いのを感じています。

なぜなんだろう? それは、ずっと頭のてっぺんを軸とすることが大人になっても言われ続けているからだと思います。

肩関節の使い方は、

右の軸を床~右肩( 触って丸くなっている骨 )をてっぺんにして踊る。

左軸を床~左肩( 触って丸くなっている骨 )をてっぺんにして踊る。

自分で触ってみると丸くなっている骨がわかると思います。その丸い骨を軸のてっぺんとしてコントロールして踊るレッスンをしていきましょう。

丸くなっている肩関節の骨は、日本人の通常の位置・向きは、少し前を向いていることが多いです。背中が丸い・猫背だからだと言われることが多いのですが、そういうことではありません。

身体の仕組み・バランスを見てみると、肩関節と股関節は同じような骨のつくりになっています。日本人の股関節の位置・方向は、少し前に位置しているのでバレエを踊るためには条件は悪いと言われています。

股関節=肩関節の身体の仕組みがありますので、肩関節も少し前に位置していますので、両腕を横に開く稼働が少ないということです。

股関節は、太もも後ろ・お尻・腰の筋肉を緩めて股関節の動きがよくなるようにマッサージ・バレエ整体していくことが、バレエを踊るためのターンアウト・アンディオールができるポイントになります。股関節はしっかりとケアしていくことと、レッスン中に意識して正しい身体の使い方で踊る必要があります。

肩関節の場合は、意外と簡単に一瞬で開きやすい位置にすることができます。

肩関節を開きやすい位置に、美しい踊りの腕にする方法

自分自身で両肩関節・丸い骨を天井方向へ持ち上げてください。持ち上げた時に顔を上げて正面を見ます。それから持ち上げた両肩関節を力を抜いてスッと下に落としてください。

以上で肩関節の位置を整えることができます。

この整えた位置でレッスンをし続けて身体に覚えさせていきましょう。レッスン途中で肩関節・丸い骨の向きが少し前に向いていれば、また持ち上げてスッと下へ落として整えていきましょう。

次に、肩関節を軸のてっぺんにしてバレエを踊るレッスンをしていきます。

肩関節は、無駄な力・間違った力を入れると天井を向いている位置が、前を向いたり、後ろを向いたり、下がったりします。

この肩関節の方向を天井に向いている軸のてっぺんで踊れるようにコントロールする。

軸のてっぺんで踊れるようにコントロールするときの大切なイメージ

軸のてっぺんは、ルルベができる位置・身体のバランスにすることがポイントです。

右の軸でのタンジュの時は、右足裏を大きく使い床を押します。右肩・丸い骨の方向を天井に向くように整える。身体全体を右肩の上のルルベができる位置に軸を作っていきます。

この状態で、左足を動かして踊ります。レッスンしていきます。

左の軸も右軸と同じように左足裏と左肩関節を結び、左肩上のルルベができる位置に軸を作ります。

バーレッスン・センターレッスン・ポアントレッスン・バリエーションレッスン・舞台レッスンの時も、意識して足裏と肩関節を結び、ルルベができる位置に軸を作ります。

バレエの軸は、自分自身で意識してつくり必要があります。どことどこを結びどの方向に軸を作るのかを正しく知って踊れるようにレッスンして欲しいと思います。

14歳からのバレリーナさん、3年目以降の大人から始めたバレリーナさん、身体の準備ができたできてきましたら、左右の軸を肩関節にイメージを変えて踊れるようにしていきましょう!

ここまで読んでいただいてありがとうございます。文章で読んでいるとわからないことがあると思います。左右の肩関節を軸のてっぺんにして踊るパターンは沢山あります。左右の軸の移動がスムーズにコントロールすることができればバレエの踊りの悩みは解消されることが多くなります。

いろいろなパターン、軸の移動ポイントを知りたいかバレリーナさんは、バレエボディトレーナー・IMURAへお問い合わせ下さい。応援させていただきます(^^)/

応援しています!!


このブログは、バレエボディトレーナー・IMURAが、バレエの身体の正しい使い方を解説しています。

バレエボディトレーナー・IMURAでは、バレエ整体&バレエの身体の正しい使い方レッスン(バレエ基本)で、バレリーナさんを応援しています。

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